●道路の基本
≪晴れた日でも雨の日でも道路はオイルだらけ。≫
車の点検で「オイルが減ってますね。追加しましょうか」とか言われません?
そう、オイルは減るものです。オイルはエンジンが回っている状態では常にエンジン内部を循環してエンジンの摩耗を防いでいます。それじゃ減ったオイルはどこへ…..それが道路に付着しています。
付着したオイルが雨の日には雨水と一緒になってタイヤで巻き上げられ、車に付着します。
それが、窓ガラスにつくと視界が悪くまります。夜中などはギラギラとオイルが反射してさらに視界が悪化します。
晴れた日も似たような現象は起こっていますが視界にはあまり影響しませんので感じないだけです。
雨が降り始めに特に視界が悪くなるのは、晴れた日のオイルが車や道路にたくさんあるからです。
ガソリンも油分を含みますので、排気ガスにオイル、ガソリンの燃焼後の油分などが吐き出されます。
それが、道路に積もっています。
≪橋の接続部は滑る≫
アスファルトの間に30cm近くの金属です。晴れた日はいいでしょうが雨の日は滑ります。
直線道路ならともかく、カーブなら遠心力が掛かっている方向へ滑りますので、橋に接続部に掛かる場合はなるベく直進になるようにします。車速にも十分注意して進入します。
接続部の種類も様々です。
≪アスファルト、コンクリート、未舗装(砂利道、砂、土)で当然性格が異なる≫
晴れた日の、アスファルトとコンクリート道路は振動や音は違いますが、制動距離や滑り具合は似ています。
これが、雨の日には大きく異なります。
高速道路の一部でもこの2つが混在している箇所もあります。
≪「わだち」の問題≫
「わだち」とは車の重量で道路が波打つ現象です。
片側2車線以上の場合、一番左側が大型車が多く「わだち」が深くなります。右側に行くほど「わだち」は浅くなります。
雨量が少ない時はさほど問題ないですが、最近のように豪雨の場合道路を流れる雨が「わだち」が深いほど多くなります。特に道路は中央が高いので、左側は最悪の状態です。
同じ道路でも状況が異なります。高速道路の場合、100Km/h制限では左側は60km/h程度で走らないと雨にハンドルがとられて大変な場合がありますので注意してください。
車線変更などは「わだち」を越えるので「追い越し車線」で速度が速い状態で「通常車線」に戻る場合は特に注意します。
最近は「水はけ」がいい道路もあります。そのような区間で車線変更した方が安全です。
≪ワイパーの速度とウォッシャー液≫
ワイバー速度は、間欠、通常、高速とありますが、私は基本「高速」です。小雨の場合だけは「通常」か「間欠」です。反対側の車線から雨水を掛けられたり、横の車線からでも「高速」は慌てずに済みます。
その代わりワイパーブレードは半年で交換します。
ウォッシャー液は今のところタイホーコウザイのクリンビューを使っています。撥水タイプは油膜が付いたときに落としにくいので使ってません。好みもあるでので一概には言えません。気に入るウォッシャー液を使ってください。ハンディタイプはミストのこれを使っています。
雨の日は「雨で流れるから要らない」と思っている初心者もいますが、ここに書いている内容が理解できるなら雨の日にこそ油膜を落とすウォッシャー液が必要です。雨の日は制動距離も長くなりスリップ事後は3倍、人や車も見えにくく全神経をつかって安全に走行してください。